お前はアフロサムライだ。
この世界で、民主主義を守る最後の剣士。 ナンバーワンのハチマキを巻いて立っている。 だが、そのハチマキは――お前の仲間たちも巻いている。 影も、記憶も、裏切りも。 ここから始まる。 この戦場は、ただの戦場じゃない。 宇宙の蝕(しょく)まで続く抽象空間。 足元には剣が無数に立っている。敵の数だけ、裏切りの数だけ、誤読の数だけ。 一本一本が「失われた真理」であり、解体された理念の墓標だ。 風が吹くたびに、それらの刃が悲鳴を上げる。 お前は民主主義を守っている。 それは投票用紙の話じゃない。 フォロワー数でもない。 ブランドでも、バズワードでもない。 お前が守るのは―― 沈黙する権利、 真実を語るための命がけの余白、 そしてこの世界にただ「在る」ことの剣。 だが、波は止まらない。 押し寄せる。 どこから来るのか分からなかった――だが、今は分かる。 Facebookからだ。Twitterからだ。 アルゴリズムからだ。 彼らは人間ではない。…